夫(旦那)が浮気しているかもしれない

「証拠はないけれど,夫が浮気している気がする」と感じている方はいらっしゃいませんか。

夫が浮気をしているかもしれないと感じる場合,裏切られたような気分になりますし,怒りや悲しみなど,様々な感情がこみ上げてきて複雑な気持ちになると思います。

確かに,昔から夫の異性関係は離婚に発展しやすい夫婦間のトラブルで,最近でも妻側からの離婚申立て理由の上位5位に入っています。しかし,確実な証拠がない場合には,もしかするとあなたの勘違いだったということもあるかもしれません。

夫が浮気しているかもしれないと思ったら,まずは下記のチェックリストをご確認下さい。また,決定的な証拠がない場合にとるべき行動についても説明させていただきます。

夫(旦那)の浮気チェックリスト

(1)以前と比べて,飲み会や残業という理由で帰宅が遅くなる回数が増えた

(2)泊りの出張や休日出勤が不自然に増えた

(3)身だしなみに無頓着だったのに,急にオシャレに気を付けるようになった

(4)スマホを常に手放さず,頻繁にメールやSNS(LINEなど)をしている

(5)メールや電話の履歴を消去している,画面をロックしている,電話に出ない

(6)会話が減った,または妻の行動に無関心になってきた

(7)お金遣いが荒くなり,カードローンでキャッシングをしている

(8)夫の身体や服から香水のにおいがする

(9)帰宅後すぐにお風呂に入るようになった

(10)性行為の回数が減った(しなくなった),または理由もないのに増えた

(11)家族で外出することが減り,子どもへの関心も薄くなっている

(12)逆に,うって変わって夫が急に優しくなった

チェックリストに当てはまるものが多ければ多いほど,浮気をしている可能性が高くなります。

証拠の無い段階では問い詰めない

上に挙げたような出来事が多くあり,夫の雰囲気がいままでとは違うことを察した場合,直ぐにでも「不倫しているんじゃないの?」などと問い詰めたくなってしまうかもしれませんが,証拠のない段階で夫を問い詰めることは得策ではありません

問い詰めたとしても,夫は「証拠はあるのか」と開き直り,浮気を疑ったことを謝罪させるような態度に出るかもしれません。また,本当に浮気をしている場合であれば,夫が警戒心を強め,不貞行為の証拠を隠したり,LINEや写真を削除して不貞行為が発覚しないよう用心深くなったりする可能性もあります。

このように,証拠のない段階で夫を問い詰めると,かえって不貞行為の証拠を集めるハードルを上げてしまうおそれがあります。

さらに,真実夫が浮気をしていない場合には,妻に不貞行為を疑われてとてもショックを受けるでしょうし,最悪の場合,夫婦間の信頼関係が失われ離婚に至る結果となりかねません。

 

夫が浮気をしているのではないかと疑いを持った場合には,まずは冷静になって,水面下で証拠を集めることが肝要です。

 

必要な証拠の収集方法は?

ご自身で証拠を集める場合,ロックされていないのであれば,夫のスマホ(携帯)のメールやLINEなどのSNSを確認したり,スマホに保存されている写真を確認したりすることが一番手軽な方法でしょう。

怪しいやりとりを見つけた場合には,浮気の証拠となるようなメールの本文,送信・受信した日時がわかるようにして,できるだけ多くの写真を撮っておくことです。

また,通話履歴に頻繁に連絡をとりあっている人物がいる場合,不倫相手の可能性があります。名前はダミーで性別を逆にして登録している可能性もあります。電話番号から弁護士紹介を通じて契約者を特定できる場合もありますから,念のために電話番号も控えておくとよいでしょう。

その他にも,夫が自動車を持っている場合には,ETCやカーナビの履歴に普段行くはずのない場所が残っていたり,ホテルのカードや割引券が車内にある場合には,不貞行為の状況証拠になりえます。これらを見つけた場合にも,必ず写真に残すようにしておきましょう。

夫に証拠収集をしていることを気づかれないように,身近なところから入念に探ることが大切です。

不貞行為の証拠については,こちらの記事もご参照下さい。https://www.okayama-rikon.com/page-375/page-985/

離婚や慰謝料を請求するには

慰謝料は,精神的苦痛を慰謝するためのお金ですから,慰謝料請求を行う側の一方配偶者(妻)が他方配偶者(夫)の不貞行為によっていかに深刻な精神的苦痛を受けたかを主張・立証していくことになります。

もっとも,被害者(妻)の精神的苦痛は目に見えない主観的なものですから,「誰がその状況に置かれても精神的苦痛を感じるに違いない。」という心証を裁判所に与えるような客観的・外形的事実を主張することが必要になります。

そのため,相手が言い逃れできないような客観的証拠を集めることが非常に重要です。

 

とはいえ,どのような内容の証拠であれば不貞行為を証明できる証拠になるのかについての判断は,一般の方では難しいかもしれません。

弁護士は,裁判になった場合を想定して,手持ちの証拠が裁判にも耐えうるものであるかどうかを事前に見極め,依頼者の相談に乗ることができます。

また,夫が浮気していると疑いを持たれた時点でご相談いただければ,離婚や慰謝料請求をするために追加で収集すべき証拠についてもアドバイスをさせていただくこともできます

具体的な慰謝料請求の流れ・相場金額や、逆に請求が難しくなってしまうケースなどについてはこちらのページで弁護士が解説しておりますのでご覧ください。

 

この段階で弁護士に相談するのは勇気のいることかもしれませんが,弁護士に相談することで気持ちも落ち着き,今後のことを冷静に考えて行動することができるようになるでしょう。

デリケートな問題であるため一人で悩んで問題を抱え込んでしまいがちですが,なるべく早い段階で一度弁護士にご相談することをお奨めします。

 

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    監修者:弁護士法人西村綜合法律事務所 代表弁護士 西村啓聡
    [経歴]
    東京大学卒業
    第2東京弁護士会登録、岡山弁護士会登録

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